カンディンスキーを学ぼう

4月のテーマはカンディンスキーから学ぶ抽象絵画です。

『抽象絵画』と書くとちょっと難しい感じがしますが、子ども達は普段から色あそびをする中で知らず知らずのうちにすごくいい抽象画を描いているなぁ~、と思っていたので、「世の中には色々な種類の絵があるんだよ」ということを今回改めて紹介することにしました。

今回は、カンディンスキーの作品の中でも特に「音楽を描く」部分に注目して、『音の絵を描いてみよう!』というテーマで行います。

まずは、音の出る楽器を手作り。

音の出る構造や知っている楽器のことを思い出し、目の前にある材料でどうやったら作れるかアイデアをひねって考えます。

マラカス堤! 二つの楽器を組み合わせて、振っても叩いても音が出るようになっています。

色々な音が出るドラム

ギロ(左)とタンバリン(右) タンバリンは2種類の鈴を使い分けて、高音と中音の2種類を作りました。

続いて、その翌週の授業では手作り楽器の音を聴いて、その音色の色を描く練習をしました。

感性豊かな子ども達には音の色を掴むことはお茶の子さいさいかと思いきや、はじめてのことに結構戸惑う場面もあり…、「この音はどんな音かな?」(海の音!)(雨の音、たぶん春の雨みたいな感じ。)「明るい音や楽しい音を聴くとどんな気持ちになるかな?」(うーん、、)と、最初は音から連想されるイメージを掴むことから始めました。

さて、次回は本番。どんな作品が飛び出すでしょうか。お楽しみに~♪

[追記  2018/4/28授業より]

前回の授業では、単体での『音』を聞いてイメージを描きましたが、今回は『音楽』を聴いてやってみます。

レコードをお借りしてクラッシック音楽に挑戦です!

選んだ曲は、ベートーヴェン

  • ピアノソナタ第14番 嬰ハ短調『月光』第一楽章
  • 交響曲第5番 ハ短調 作品67『運命』第一楽章

特に『運命』の有名な冒頭のフレーズには、子ども達みんな「この曲知ってる~!」と、テンションもMAX!

「ジャジャジャ ジャーーン」に合わせて、力いっぱい勢いよく描いていました。

こちらは、『月光』からの作品

イメージが掴めるまで繰り返し同じ曲を聴き、それぞれの音楽から情景を想像してみんなでイメージを話しました。

オイルパステルと水彩絵の具を使って、面白い工夫ができたかな?